【活動報告】SAA–DNA合同モニタリングミッション2025、実証圃場の着実な進展を確認
2025年10月18日から22日の5日間、ササカワ・アフリカ財団(SAA)とマリ国家農業総局(DNA)は、クーリコロ州にあるモンゾンブレナ、ゲセブグ、サマンコの3村において、年次の合同モニタリングミッションを実施しました。
このミッションは、SAAの実証圃場と普及圃場の進捗状況を確認し、評価するとともに、生産者との対話を通じて現場の声を汲み取り、農業生産性向上に向けた課題と今後の可能性を明らかにすることを目的としています。
訪問は、モンゾンブレナ村にある生産・収穫後処理取引・研修センター(PHTC)を皮切りに、地域の農業局員と意見交換を行った後、モンゾンブレナ村、フォロダ村などを視察しました。そこで、女性生産者は落花生の実証圃場を紹介し、有機施肥、条播、少量施肥(microdosing)といった改良技術の成果を報告しました。また、男性生産者は改良されたトウモロコシ栽培技術を実演しました。視察団は、推奨技術が現場で着実に導入、定着している様子を確認しました。
続くゲセブグ村では、ンティジブグコミュニティにある普及圃場を視察し、条播、少量施肥(microdosing)、有機肥料の施用、等高畝立てなどの気候変動対応型技術が効果的に実践されていることが確認できました。生産者からは、これらの技術導入による成果が報告される一方、特に質の高い農業投入材への適時アクセスに関する課題も共有されました。
生産者および政府関係者との意見交換最終日には、サマンコ村のPHTCにおいて、生産者のドリッサさんとアセトゥ・ケイタさんによる土壌準備、施肥、圃場管理等の実践事例を視察しました。
このミッションを通じて、条播、少量施肥(microdosing)技術の着実な向上、女性の積極的な参画や生産者の高いコミットメントが確認できました。一方で、農業投入材へのアクセス制約や繁忙期における労働力不足といった課題も共有されました。
このモニタリングミッションを通じて、SAAとDNAの強固なパートナーシップの意義を改めて確認しました。今後も対象地域における農業の強靭性向上に向けて、生産者研修の充実、継続的な技術支援、投入材・農業機材へのアクセス改善を一層推進していきます。
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