包摂的な市場とアグリビジネスの発展
SAAは、小規模農家が自給自足の生産から「利益を生み出す市場志向型のアグリビジネス」へと移行できるよう支援し、包摂的な市場とアグリビジネスの発展(IMA)を推進します。
市場のニーズを起点とするアプローチを通じて、農家が適切な判断で生産を行えるよう、必要な知識や技術、市場情報を提供します。これにより、作物の品質向上や変化する市場のチャンスへの対応力を養い、農家の意識を「売るために育てる(Grow-to-Sell)」という商業的なマインドセットへと転換していきます。
具体的には、JICA(国際協力機構)の市場志向型農業振興(SHEP)アプローチといった実績のあるモデルを拡大します。また、機械式の脱穀や製粉などの収穫後処理技術を導入することで、共同出荷を加速させ、商業バイヤーの求める基準を満たすとともに、小規模農家の利益率を最大化して農業バリューチェーンを強化します。
さらに、起業家精神の育成や共同マーケティングの研修を行い、農家グループや農協のガバナンス強化や農業系中小企業(agri-SME)の競争力向上を図ります。資材ディーラー、集荷業者、マイクロファイナンス機関との戦略的なパートナーシップを仲介することで、金融包摂と市場連携を加速させていきます。
最終的には、デジタル市場プラットフォームを統合することでサプライチェーンの透明性を高めるとともに、女性や若者が直面している構造的な障壁を取り除き、持続可能な農村の成長を後押しします。
SAAは、農家、資材サプライヤー、金融機関、加工業者、トレーダー、その他の市場関係者間のパートナーシップをより強固なものにし、より包摂起業的で競争力のあるアグリビジネスの生態系(エコシステム)を構築します。デジタル市場プラットフォームの活用と、女性や若者への重点的な支援を通じて、経済的な機会を広げ、市場の透明性を高め、持続可能な農村の生計向上と経済成長に貢献してまいります。
高収量品種の豆を販売用に梱包した女性農家(ウガンダ)
現地の農家の声

【活動報告】ウガンダにおけるコメ収入の向上:日本政府支援のワンストップ・センターがオトゥケ県のバリューチェーンを変革
ウガンダ北部のオトゥケ県では、コメなどの穀物栽培が農村の生計を支えています。しかし、地域には加工施設や組織化された市場基盤が整備されておらず、農家は収穫後の処理や販売において大きな制約に直面してきまし...

【農家のストーリー】大豆脱穀を効率化~国産機械の導入で作業時間を大幅短縮~
これまで、エチオピア・ジンマ県における大豆の脱穀作業は、多大な労力と時間を要するものでした。農家は、わずか0.25ヘクタールの収穫物を処理するために、4人がかりで4日間を費やす必要があり、作業中の土壌...

カノ州の女性農家が力を合わせ、コメの加工グループを結成
農家の経済的な困難を克服しようと、ナイジェリア・カノ州のバークン地域に住む10人の女性たちは、2021年、コメの共同集出荷を目的とした農家グループ「バークン女性コメ加工組合(Barkum Women ...
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