栄養モデルビレッジにおける料理デモンストレーション
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ササカワ・アフリカ財団(SAA)は、ケレキチョ栄養モデルビレッジ(中部エチオピア州ケンバタ県アンガチャ郡)と、ラヤボダ栄養モデルビレッジ(オロミア州グジ県アナソラ郡)において、料理デモンストレーションを実施しました。本イベントは、適切な栄養摂取と健康的な食習慣の普及を図り、地域の食生活の向上を目指すものです。
ケレキチョ栄養モデルビレッジ
イベントには、エチオピア農業省の食料・栄養局のイスラエル・ロハ氏が参加し、健康的な農産物の摂取がより良い生活につながることを強調しました。SAAの栄養に配慮した農業(NSA)コーディネーターであるアベラッシュ・ツェハイは、料理デモンストレーションの目的は単に料理を披露することではなく、6つの基礎食品群を活用したバランスの取れた食事の調理方法を指導することにあると説明しました。
ラヤボダ栄養モデルビレッジ
近隣6郡から多くの参加者が集まり、収穫後処理・加工技術の促進、栄養改善のための支援、バランスの取れた食事を実現するための6つの食品群の活用方法が紹介されました。
アナソラ郡行政事務所のベズネ・ベルチュ所長は、冒頭の挨拶で、SAAの環境再生型・市場志向型・栄養に配慮した農業への貢献に触れ、健康で高品質な農産物の市場供給を確保することが地域経済の活性化と農家の生活向上につながると述べました。
イベントでは270品種を超える農作物が展示され、栄養バランスの取れた調理法や収穫後の技術に関するデモンストレーションが行われました。グジ県農業事務所のデスタ・ゲブレヤス副所長は、こうした取り組みが地域全体の農業発展に貢献するとともに、SAAが実施する統合的なアプローチが生産性の向上と経済的安定をもたらすと評価しました。
地域社会への広範な影響
料理デモンストレーションは、地元で入手可能な食材を活用し、多様な食事の準備方法を地域社会に伝える重要性を示しました。このアプローチは、栄養改善だけでなく、持続可能な農業の実践促進にも寄与します。
SAAは、これらの活動を通じて、農業技術の普及とエチオピアの農村地域の生活向上を目指し、連携・革新・知識の共有を継続していきます。
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"Walking with the Farmer"
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