12月6日～8日、エチオピアのアディスアベバで第4回市民社会組織週間（CSO Week）2024が開催されました。今年は「持続可能で平和かつ公平な発展に向けて（Renew the Promise for Sustainable Peace and Equitable Development）」をテーマに掲げ、エチオピア市民社会組織評議会（ECSOC）と市民社会組織当局（ACSO）の主催のもと、ササカワ・アフリカ財団（SAA）を含む85以上のCSOが参加し、それぞれの活動や取り組みを紹介しました。

イベントには、デグフェ・ブラ氏（エチオピア連邦司法・法律研究所所長）およびメレス・アレム氏（エチオピア外務省報道官）をはじめとする政府高官が出席し、CSOの展示ブースを見学しました。両高官はSAAの展示に関心を寄せ、特に女性や若者のエンパワメント、収入創出、契約農業、果樹・野菜生産といった分野での取り組みを高く評価しました。

CSO Week2024 展示ブースの様子

また、SAAはエチオピア保健省のデレジェ・ドゥグマ大臣、女性・児童省のフリア・アリ大臣、ACSOのファシカウ・モラ副総裁を含む政府高官に対し、SAAの活動概要を説明し、意見交換を行いました。その中で、さらなる協力の可能性についても議論が交わされました。

イベントには、研究者、NGO、政府機関、政策立案者、民間セクターの関係者も多数参加し、SAAとの連携を通じて資金や技術、人材などのリソースを効果的に活用し、農業支援や普及活動の効率を高めることに強い関心を示しました。

3日間にわたる本イベントを通じて、市民社会組織の持続可能な開発促進における役割の重要性が改めて認識されました。

CSO Week2024 展示ブースの様子