2023年5月、ゲセブグー生産・収穫後処理・取引／研修センター（Production and Post-Harvest Trading/Training Center: PHTC）にて、堆肥製造の実地研修が実施され、10村から40人（女性20 人）の農家が参加しました。昨年末に作ったコンポスト用の穴から8トンの堆肥が取り出され、2.5ha の農地に十分な量が製造されていることを確認しました。

本取り組みは、農作物の収量を向上させ、化学肥料への依存を減らすという堆肥の有用性に対する認識を普及することを目的としています。研修では、高騰する化学肥料の代替として、作物栽培と家畜飼育を適切に組み合わせることで土壌の肥沃度を向上させる方法について伝えられました。そして参加農家は、地域で入手可能な作物残渣と家畜ふん尿を用いた高品質な堆肥を製造する方法を習得しました。

SAA E-Newsletter 2023年7月号「特集：マリ事務所の取り組み」より転載