間作や堆肥利用などの RA 技術の導入で、収穫量が改善しました
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ナイジェリア北部ゴンベ州アンタワラムのイリヤ・アダムさんとナサラワ州ケフィのアルハジ・ヤハヤ・アブバカルさんは、毎年同じ作物(主に穀物)を栽培するという現地で一般的な農業を繰り返していた結果、収穫量の減少に悩まされていました。原因の一つは、作物の残渣がすべて取り除かれ、有機物が土壌に十分に施されていなかったことにありました。
ある日、アダムさんはSAAが主催する研修で、穀物と豆類の間作、堆肥の利用といった環境再生型農業に資する改良技術を学び、自身の農地で実践したことをきっかけに、収穫量を増加させることができました。「肥料が高いと言われた時代は終わるでしょう。化学肥料の代わりに、家庭から出る作物残渣を利用し、有機肥料を生産することができるのですから」とアダムさんは述べました。
アブバカルさんは、トウモロコシと大豆の間作技術の導入により、肥料や農薬への負担が大きく軽減したと述べました。「私は長年トウモロコシを栽培していますが、毎年、高価な化学肥料を購入するのに苦労していました。しかし、SAA が推奨するトウモロコシと大豆の間作シス テムを採用したことで、化学肥料の使用量が減りました。化学肥料を減らしても、トウモロコ シに大きな穂軸が付き、感激しています。」二人は、SAA の取り組みが農村コミュニティーに与えた影響について、高く評価しています。
SAA E-Newsletter 2022年6月発行 環境再生型農業特集号より転載
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