パーマガーデニングにより、栄養豊富な食材と市場販売による所得向上を実現
パーマガーデニングの農法を取り入れて3年、私たちの栄養状態や経済状況は確実に良くなったと実感しています。私たちは、SAAエチオピア事務所による研修を受講した後、ラヤボダ村で初めてパーマカルチャーを実践した農家です。2020年に600m2の複合耕作地からスタートしましたが、2021年には960 m2、2022年には1170 m2に農地を拡大しました。土壌の攪乱を最小限に抑え、0.9tの肥料と0.3tの堆肥(ミミズコンポストを含む)を使用しています。また、井戸を掘り、野菜(在来種)やスパイス、ハーブ、多年草を持続可能な方法で灌漑し、根菜類と葉物野菜、豆類の輪作を取り入れています。
現在、私たち家族は4種類の野菜を1日2回、週5日、約11.6kg消費してします。また、余剰野菜の販売で、676米ドル(2021、2022年合計)を稼ぐことができています。市場での野菜販売を、主に女性が担うことで、女性が家計の収支を管理する機会を得ています。2023年は、13.9tの堆肥(0.7tのミミズコンポストを含む)を用意し、パーマガーデニングの事業をさらに拡大する予定です。
―ゲメダ・ソラ & デベソ・ソラ兄弟のインタビューより
SAA E-Newsletter 2023年5月発行 エチオピア特集号より転載
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