ICT を活用し種苗業界の効率化を図る
マリ
2022年9月30日
約3年間に渡り、SAAマリ事務所はデジタル技術を活用した種苗業界の変革に取 り組み、生産現場から研究所まで種子の品質管理・認証プロセスに必要なデジタルツールや技術を関係者に提供してきました。研究所においては、発芽率・純度・健全性・湿度を分析する技術を導入し、行政レベルでは、15 地域・ 52人の種子検査官に、フィールドマッピングや病害虫の検出・分析・治療に必要なモバイル機器、ソフトウェアを提供し、 技術研修を実施しました。
バマコ地方農業局の行政官は、「e-プラットフォームは、普及員、農家、農業資材販売業者など、農業バリューチェーンの関係者が情報交換を円滑に行うことができる貴重な場である」と述べています。例えば、種子検査官は、WhatsApp グループを立ち上げ、経験やアイデアを共有しています。また、生産者は、e-プラットフォームを通じて、種子の販売量を増やし、新しい機器を購入しました。
SAA は、今後も、行政の種子検査官や普及員に適切な ICTツ ールと技術研修を提供し、種苗業界の効率化を支援していきます。
SAA E-Newsletter 2022年9月 発行農業普及サービスを支えるデジタルテクノロジー号より転載
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