マリにおける市場志向型農業振興(SHEP)アプローチを通じた活動の成果
マリ
2021年5月19日
農業を通じてコミュニティ内の最も弱い立場にある人々の貧困を削減するため、SAAではJICAが推進している「市場志向型農業振興(SHEP)アプローチ」を通じて、生産者が自ら市場調査に参加し、売るために作る農業を促進することで女性グループを支援しています。
先日、エチオピア地域事務所とSAAマリ事務所のモニタリング・評価・報告・コミュニケーション(MERC)チームが、ダクーマニのグループによるSHEPアプローチの実施状況をモニタリングするために訪問を行いました。
ダクーマニの女性グループは80人のメンバーで構成されており、SAAマリ事務所はSHEPアプローチの推進に加えて、適切な肥料の投入、菜園の管理と苗の準備に関する研修を実施しました。
その結果、SHEPアプローチによって世帯の収入が増加したことに加えて、栄養価の高い食品の消費が促進されたという事実を確認することができました。また、グループ内の女性の収入も向上したとのことです。
今後もSAAでは、市場志向型農業を主流化することで、農村地域の貧困削減と食料安全保障の確保に貢献していきます。
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