ケイ・プラス・エス・カリ(K+S Kali)社と、ウガンダ北部における事業提携に関し合意書を締結
笹川アフリカ協会(SAA)と、ドイツのケイ・プラス・エス・カリ社(K+S Kali社:世界最大のリン肥料メーカーの1社)は、2013年4月26日にドイツのカッセルにおいて、事業提携に係る合意書に調印しました。
本事業は、ウガンダ北部のアパッチ県とドコロ県にて農業指導サービスを展開し、食糧安全保障の確保と、最大で5万世帯の農家の農業生産高を向上させることを目標としています。アパッチ、ドコロ両県は、ウガンダ政府と神の抵抗軍(Load’s Resistance Army)との長期にわたる紛争により甚大な被害を受けており、両県の復興、開発は急務となっています。
SAAはウガンダの国家農業指導サービスと協働し、「農民のための学習プラットフォーム」(以下FLPs)を導入していきます。FLPsでは、単に新しい農業生産技術を学べるだけでなく、作物の新しい加工・保存技術や、仲買人や近隣の市場へのマーケティング手法も学ぶことができます。この取組みでは、農民とその家族に対し、トレーニングや研修の場を提供し、持続的に農業生産性を向上させること、またマーケティングへのさらなる理解を通じた収入向上を目指しています。
本事業の第一フェーズは、2013年から2015年の3年間に実施されます。また本事業は、SAAと民間企業による初めての共同事業であり、今後のパートナーシップのモデルとなるものと考えています。
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"Walking with the Farmer"
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Voices from the Field Special Edition 2022
「現地からの声」の記事を特別編集版としてまとめました。