笹川アフリカ協会がナイジェリア連邦農業農村開発省と覚書を再締結
笹川アフリカ協会(以下SAA)は、2013年2月8日にナイジェリア連邦共和国首都アブジャで、ナイジェリア農業改革計画(Nigeria Agricultural Transformation Agenda)の枠組みにおいて、ナイジェリア連邦共和国農業農村開発省(The Federal Ministry of Agricultural and Rural Development : FMARD)と共同で農業事業開発と普及に取り組んでいくことに関し合意し、新たに覚書を締結いたしました。
新たな覚書には、農業生産性向上のための知識・技術パッケケージの移転や、収穫後処理や農産加工を通じた、収穫後の穀物損失(虫害やカビ等による被害等)の軽減と付加価値・収入創出につながるプログラムの開発、農業普及員の人材育成や、若年層や女性への農業分野における雇用創出、官民連携強化(例:改良種子や肥料などの農業投入剤を購入するためのマイクロファイナンス・スキームの開発等)等において、連邦農業省とSAAが連携していくことが組み込まれました。今後、ナイジェリアの長期的な食糧安全保障の確立と栄養改善に向け、SAAナイジェリア事務所を中心に、順次事業が開始されます。
SAAでは、これまでに連邦農業省の他に、3つの州政府(アダマワ州 / ジガワ州 / ゴンベ州)と覚書を締結し、現在はナイジェリア北部を中心に活動を展開しています。しかし、本覚書締結により、ナイジェリア全域を地政学的に6つのゾーンに分割し、新たに12州を対象地域に加え、コモディティ・バリューチェーンに沿った活動を実施することになります。
SAA 出版物のご紹介
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"Walking with the Farmer"
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サクセスストーリー
Voices from the Field Special Edition 2022
「現地からの声」の記事を特別編集版としてまとめました。