エチオピア収穫後管理学会による第3回隔年次会合に参加
2023年12月7~8日、エチオピアの首都アディスアベバにおいて、エチオピア収穫後管理学会(Ethiopian Society for Postharvest Management: ESPHM)による第3回隔年次会合が「フードシステムに基づく持続可能な収穫後管理による食料/栄養の確保と市場の活性化」をテーマに開催されました。
ササカワ・アフリカ財団(SAA)からは、フェンタフン・メンギスツ エチオピア事務所長が基調講演を行い、オウマー・タハ(シニア・プログラム・オフィサー)が、「収穫後ロス管理を通じた農村における若者/女性の雇用創出(Engagement of Rural Youth and Women on Job Creation through Postharvest Loss Management Activities)」と題した技術論文を発表しました。また、展示ブースでは、資料や技術展示(脱穀機/脱殻機、PICSバッグなどの密閉式の穀物保管袋)を通じて、SAAの収穫後処理/加工に係る取り組みを紹介しました。展示会には、エチオピア農業省、エチオピア農業研究所(EIAR)、研究機関、教育機関、NGO、民間セクターなど、ポストハーベスト分野の関係者総勢90人が集まりました。
SAAは、エチオピア収穫後管理学会の運営に対する長年の貢献が認められ、本会議において表彰を受けました。また、同学会の執行委員として活動してきたSAAのアベラシュ・ツェヘイ(栄養に配慮した農業の技術コーディネーター)は、学会総会において執行委員に再任され、フェンタフン・メンギスツSAAエチオピア事務所長は、新たに諮問委員に任命されました。今回の表彰や委員への拝命は、SAAのエチオピア国内におけるポストハーベスト管理に対する真摯な取り組みが評価された証であり、今後も学会における役割への期待が示されたと言えるでしょう。
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"Walking with the Farmer"
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Voices from the Field Special Edition 2022
「現地からの声」の記事を特別編集版としてまとめました。