SAA東京本部スタッフがエチオピア事業を視察
2023年11月12日~16日、SAA東京事務所の花井顧問、崎山職員、SAAエチオピア事務所のベルハヌ・アムサル副事務所長他、戦略パートナーシップ事務所スタッフや専門家が参加し、現在進行中のプロジェクトを視察、進捗状況を確認しました。
SAA一行は、日本外務省が支援するPREMAP-IIのプロジェクトサイトであるアレタ・ウォンド群ブレッサ村を訪問し、研修室やソーラーポンプ搭載の井戸と給水タンクの建設状況、「e-kakashi」の設置状況などを視察。また、ソーラーポンプを使った灌漑を活用したパーマガーデンを運営するホスト農家や、e-kakashiが導入された民間のコーヒー農園を訪問し、地域にSAAが普及する農業技術が活用されていることを確認しました。
アンガチャ郡では、日本財団が助成する事業地を訪れ、農業資材販売業、女性の農産加工グループ、種イモの拡散光貯蔵(Diffused Light Store*)、種苗業者による環境再生型農業の取り組みなど、様々な活動を視察しました。シノフナムラ村とケレキチョ村では、農家研修センター(FTC)におけるデジタル普及の様子や農家の圃場も視察しました。
事業現場の視察と農家からのヒアリングを通じ、地域の農家により採用された、環境再生型農業にかかるさまざまな農業技術の実践状況(ベルケン鋤を用いた減耕起、豆類や牧草の栽培、小麦栽培時のマルチング、そら豆栽培におけるバイオ肥料使用、バーミコンポスト、パーマガーデン、ソーラーポンプを活用したアボカドの接ぎ木の他、自宅周辺に飼料作物を栽培する工夫)が確認され、貴重な洞察が得られました。
*拡散光貯蔵(Diffused Light Store):自然拡散光(間接日光)を利用し、風通しの良い場所で種イモを貯蔵する低コストな貯蔵技術。
SAA 出版物のご紹介
E-ニュースレター
"Walking with the Farmer"
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サクセスストーリー
Voices from the Field Special Edition 2022
「現地からの声」の記事を特別編集版としてまとめました。