ササカワ・アフリカ財団（SAA）の環境再生型農業（RA）のリード・スペシャリストであるステラ・カビリ博士は、RAがアフリカの食料安全保障の課題に果たしうる役割についてAfrica.comに寄稿しました。気候変動やウクライナ戦争による肥料等のサプライチェーンの問題など世界的な混乱の中、カビリ博士はRAが土壌の肥沃度を高め、生物多様性を向上させ、アフリカの農地の生産性と回復力の強化に貢献できると述べています。

SAAは35年以上にわたり、アフリカの小規模農業の現場にいます。本寄稿文では特にエチオピア、ナイジェリア、ウガンダ、マリにおけるSAAによるRA推進の取り組みに触れ、農業コストの削減や作物による水・栄養効率の最適化等、RA農法の具体的なメリットを伝えています。

RAは決して特効薬ではありませんが、その戦略的導入は、アフリカ農業の持続可能で豊かな未来に大きく貢献するポテンシャルを持っています。

ステラ・カビリ博士の論説全文（英文）はこちらでご覧ください。

＊本論考は、アフリカの農業専門誌『Farmers Review Africa』にも掲載されています。

"Africa.com" Regenerative Agriculture: Africa’s Sustainable Solution To Boosting Productivity Amidst Global Challenges
"Farmers Review Africa" Regenerative Agriculture: Africa’s Sustainable Solution To Boosting Productivity Amidst Global Challenges