8月12日、エチオピアのSAA事務所に阿部俊子衆議院議員が、伊藤貴子駐エチオピア日本大使とともに訪問されました。フェンタフン・メンギスツ事務所長は、SAAが30年以上にわたりアフリカで実施してきた事業について紹介しました。特にエチオピアで、持続可能な食料システムを構築するためにSAAが果たしてきた役割や、環境再生型農業、栄養に配慮した農業、市場志向型農業という事業戦略の各柱に沿った成果が報告されました。また、外務省による日本NGO連携無償資金協力を受け実施中のPREMAP I＆IIのプロジェクト概要や進捗状況、今後の計画についても触れました。

メル・オルオチ戦略パートナーシップ・ディレクターは、同日本NGO連携無償資金協力によりナイジェリア、ウガンダ、マリ、エチオピアで実施されているプロジェクトの概要を説明し、各事業に対する各国日本大使館の支援に感謝の意を述べました。

エチオピア・タデッセ広報・アドボカシー担当官が、日本のドナー、開発機関、NGO、民間セクター、その他ステークホルダーとのパートナーシップ構築の重要性について触れると、阿部議員は、SAAによるアフリカの農業セクターに対するこれまでの貢献に謝意を示されると共に、アフリカの持続可能な食料システムの構築のため、SAAと日本の関係機関の連携サポートに貢献したいとの考えを示されました。