宮崎で開催されたG7農業大臣会合の展示ブースに共同出展しました
一般財団法人ササカワ・アフリカ財団(SAA)は、G7広島サミットの関係閣僚会合のひとつG7宮崎農業大臣会合(2023年4月22~23日)の会場で、農林水産省、日本植物燃料株式会社(NBF社)と共同で「持続可能な食糧・農業システムの構築:アフリカにおける実施事例」と題した展示を行いました。
今回の共同出展は、TICAD7で横浜行動計画に採択されたアフリカ農業イノベーション・プラットフォーム構想 (AIPA)イニシアティブに基づいた農林水産省の事業の一環として、SAAとNBF社が実施した「開発途上国におけるフードバリューチェーン構築のための人材育成委託事業」(2022年12月~2023年3月)の取り組み紹介の機会として、農林水産省からの声掛けによって実現しました。
この共同ブースでは、先述の取り組みのほかに、農林水産省のアフリカの食料安全保障を達成するための3つの取り組み「農業生産性の向上」「気候変動対策」「栄養改善」や、NBF社がアフリカのモザンビーク等で進めている日本の農協モデルをデジタルで再現した農作物売買マッチングサービス事業、SAAの長年にわたる農業普及員や小規模農家への農業技術移転や人材育成事業や、現地国政府・国際機関・研究機関・大学・民間企業との連携事業についても紹介しました。
大臣会合では、世界の食料安全保障や農業の持続可能性の確保など農業・食料を取り巻く世界共通の課題が議論され、展示ブースでも会合に出席したG7各国政府や招待団体の関係者、国際機関の代表との情報交換や、出展関係者や市民、メディア関係者など多くの方々と活発な意見交換が行われました。地元の大学に通う学生の中には、国際協力やアフリカの農業に関心を持つ人もおり、日本の若い世代にアフリカへの理解を深めてもらう機会にもなりました。今後もSAAは、アフリカの農業開発を支援し、持続可能な食料生産に貢献するために、日本政府やNBF社と連携し、途上国への農業技術支援・人材育成の取り組みを進めます。
一般財団法人ササカワ・アフリカ財団
【公式サイト】
日本植物燃料株式会社:https://nbf-web.com/
G7農業大臣会合:https://www.maff.go.jp/j/kokusai/kokusei/kanren_sesaku/G7_G20/230306.html
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