農林水産省による「農業開発途上国におけるフードバリューチェーン構築のための 人材育成委託事業」本邦研修を実施

ニュース
2023年2月14日
研修生の集合写真
研修生の集合写真

今般、幣財団(SAA)は農林水産省による「農業開発途上国におけるフードバリューチェーン構築のための人材育成委託事業」を受託しました(申請額:18,574,901円、事業期間:2022年12月15日~2023年3月24日)。

SAAでは、「環境再生型農業」「栄養に配慮した農業」「市場志向型農業」を3つの柱としてアフリカの小規模農家支援を行っており、今回の事業は特に、3つ目の柱である「市場志向型農業」に資するものとなります。本事業ではアフリカ地域の農業従事者に対し、日本が培ってきた農協など農家組合の組織化等に関する研修を実施し、人材を育成することで、アフリカ地域における農家組織の構築、フードバリューチェーンの発展に寄与することを目的としています。また、将来的にはアフリカ地域から日本への農業従事人材の誘致およびアフリカ市場への日本企業の進出に繋げていくことを目指します。

今回、SAAナイジェリア事務所の副所長Dr.Gambo Abdulhamidが研修生の引率として、ナイジェリア・カノ州及びナサラワ州で農業指導を行っているNGO担当者や農家グループ等の代表等計7名とともに来日、本邦研修に参加しています。本参加者は帰国後、自身の組織のメンバーに対し、学んだことを糧に研修を実施する予定です。


【本邦研修内容概要】

  • 日本における農業協同組合活動の基本的な考え方
  • 農家が主体となった組織活動、販売・購買事業、信用事業、営農指導、農産加工・6次産業化の取り組み等
  • リーダーシップ強化の取組み)
  • JAグループ施設(出荷管理センター、JAバンク、JA系列病院など)等の訪問視察
  • 出荷先、農業資機材店に訪問視察
農業協同組合の冷蔵施設の前で質問をする研修生

 

農業協同組合ショップの販売棚に並べられた加工品を見る研修生

 

JAの担当者から座学講義を受ける研修生

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