ナイジェリア国立農作物種子評議会（National Agricultural Seed Council: NASC）は、同国の種子増産・政府認証プロセスの一環として、ジガワ州リンギムにあるSAAが支援する小麦のデモンストレーション圃場を視察しました。本視察は、国立農作物種子評議会 北西部コーディネーターのアブドゥラヒ・イシアク氏、ジガワ州コーディネーターのベロ・モハメド氏により計画され、SAAからは、ゴッドウィン・アツェル ナイジェリア事務所長、イブラヒム・ファッジ技術コーディネーター、環境再生型農業担当のアミヌ・ムアズ プログラムオフィサーが参加しました。

同評議会は、デモンストレーション圃場のホスト農家による作物の植え付けや管理状況について実地調査を行い、結果、適正農業規範（GAP）が忠実に適用されていることを高く評価しました。後日実施予定の２度目の視察では、種子サンプルを採取し、政府の認証基準をすべて満たしているか、さらに審査が行われる予定です。

ゴッドウィン ナイジェリア事務所長は、ナイジェリアにおける高品質種子の生産を確実にするため、継続して農家へ支援を行うことを表明しました。