笹川グローバル2000ウガンダが耐乾性トウモロコシの普及に最も貢献
笹川グローバル2000(SG2000)ウガンダは、耐乾性トウモロコシ(DTM)の普及に最も貢献したNGOとして、国際トウモロコシ・コムギ改良センター(CIMMYT)と国際熱帯農業研究所(IITA)から表彰を受けました。同時に、ウガンダ事務所のヒラリー・ルゲマ(作物生産性向上部門)も、貢献者として同賞を受賞しました。授賞式は2015年2月20日にケニアのナイロビで行われました。
1997年以来、SG2000ウガンダは、ウガンダ国立農業研究所(NARO)やCIMMYTとともに、栄養価が高く、ストレス耐性の高いトウモロコシや高タンパクトウモロコシ(QPM)の生産に携わってきました。
SG2000ウガンダではまた、NAROやNASECOシード社、CIMMYTエチオピアとともに、QPMの新品種(Salongo)などの開発を行い、種子生産分野の強化に取り組んできました。QPM種子の品質を維持するため、故ウェイン・ハーグ博士とヒラリー・ルゲマ(共にSAA)は、ケミファー、マケレレ大学作物科学研究所、NAROの動物科学研究所などと共にプロジェクトを実施しました。
ヒラリーはまた、農民学習プラットフォーム(FLPs)によるDTMの普及を通じて、NARO、CIMMYT、種苗会社、SG2000の間にネットワークを築きました。そして、LONGE 10Hなどの品種は、技術試験圃場(TOPs)でSG2000ウガンダが活動する全県に、また、LONGE 5はその栄養価の高さから女性たちによるデモンストレーション圃場(WADs)で普及が進められました。
SG2000での活動に加え、ヒラリーはウガンダにおけるQPMの推進局長に選出され、ラジオ、テレビ、雑誌などのメディアを通じてルワンダ、タンザニア、ケニアでのQPMとDTMの普及に務めました。
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